
しかし、受信日時だけでメールを並べると、問題が起きる場合があります。それは、受け取ったメールに返信を書き、そのメールに相手が返信を出し、その返信にまた返信を書き……といったメールのやりとりが増えたときです。
たとえば、10日間に渡ってこうしたメールのやりとりを続け、やりとりしたメールが20通を超えたとします。しかし、受信日時だけで受信メールを並べたら、関連するメールが離ればなれになってしまい、メールのやりとりを追いかけるのが大変になるでしょう。
この問題を解決できるのが「スレッド表示」です。スレッド表示を有効にすると、関連するメールが1つにまとめられて表示されます。次はGmailの受信トレイですが、メールの差出人の右端に数字が表示されています。
▼受信トレイのメール一覧。メールの差出人の右端に数字の「3」が表示されている。
これは、関連するメールが3個あることを示しています。クリックすると、3つのメールの内容を表示できます。
▼クリックすると、まとめられたメールの内容を確認できる。
このまとまりのことを「スレッド」と呼びます。スレッドには受信したメールだけでなく、自分が書いた返信メール(送信メール)も含まれます。このため、スレッドを見れば、「誰が、いつ、誰宛に、どんな内容のメールを書いたのか」が一目瞭然になるわけです。Gmailの初期設定はスレッド表示が有効です。このため、特に設定しなくても、ここまで説明したように表示されます。
なお、スレッド表示が有効なときも、新しいメールほど上に表示されることには変わりありません。たとえば、20通のメールからなるスレッドがあり、そのスレッドに新しいメールが届かなければ、20通分のスレッドは、時間とともにどんどん下の方に移動していきます。しかし、21通目のメールを受信すると、スレッド全体が新着メールのように上に表示される仕組みになっています。
スレッド表示は無効にすることもできます。すべてのメールを受信日時の順番どおりに並べたいときは、無効にしても問題ありません。特に1日に受信するメールが少なければ(50通以下くらいでしょうか……)、無効にした方がスッキリするかもしれません。設定は次のとおりです。
●スレッド表示を無効に設定する
1.右上の[設定]をクリックしてメニューを開く。
2.[設定]を選択する。
3.[全般]タブを選択する。
4.[スレッド表示]で[スレッド表示OFF]を選択する。
5.設定画面の下にある[変更を保存]をクリックする。
以上で、すべてのメールが受信日時の順番に表示されるようになります。なお、スレッド表示を無効にすると、スヌーズ機能が使えなくなるというデメリットもあるので注意してください。
<関連記事>
メールをスヌーズする
スヌーズ機能が利用できないときの対処法
0 件のコメント:
コメントを投稿